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好きだった本のお仕事で恩返しがしたい

子どもの頃、大好きで何度も読んだ本。
当時の自分を夢中にさせて今の自分にも影響を与えてくれた本。

そんな本のお仕事がこれからたくさんできたらいいなあと思うのです。

私が本のお陰でいろんな知識を増やしたり新しいことに興味が湧いたように、自分の世界が広がる体験を子どもたちにしてもらえたら、と。

恩返しというか還元というか、そんな感じ。
そういうお仕事にたくさん携われたらと考えています。

ということで、今日は私が昔大好きだった本についてのお話です📚

目次

人によっては理解できないものもあるかもしれない…大好きだった本6種

漢字辞典

漢字辞典はおそらく私にとって初めての愛読書でした。
幼稚園に入園する前、上の兄姉のものを借りて読んでいた記憶があります。

小学生向けの漢字辞典ってフルカラーで文字も大きくて、分厚くてちょっと難しい絵本くらいの感覚。
文字の成り立ちの図なんてまるで変身する様を見ている感じでおもしろくて夢中でした。

漢字辞典

部首とかおもしろくないですか?
例えば、「沙・炒・妙・砂・抄」という漢字には「少」という共通のパーツがあって、部首が違うだけでまったく違う意味になる。着せ替えみたい!
そして部首によって水属性とか火属性みたいに属性が変わる感じもまたおもしろくて(以下略)

ともかく、漢字辞典のお陰で子どもの頃から漢字が得意になりました。
挿絵なんてほとんど描かれていない不愛想な漢字辞典ですらおもしろくて興奮するようになるのはその数年後の話。

国語辞典

国語辞典は知らないことを教えてくれる先生のようなものでした。
私が小中学生の頃はインターネットなんて全然普及していませんでしたから、調べる=なんらかの本や辞典だったわけです。

中学生くらいの頃、四神に興味を持った時期がありました。
四神とは中国の神話に登場する青龍・白虎・朱雀・玄武の霊獣のことです。
その四神を知ったきっかけが国語辞典。四神の各ページに旗の挿絵が描かれてあったんですね。

挿絵といっても、黒一色刷りの文字が小さい大人用の辞典だったので挿絵の数も限られていて、あっても本当にちんまりとしたもの。
そんな9割9分文字だけで構成された分厚い辞典の中になぜかわざわざ四神の挿絵が添えられていたことと、どことなく歴史のロマンを感じて印象に残って徐々にひかれていったのでした。

ほんの3~4行の文章と2cmにも満たない程度のわずかな情報を頼りに想像を膨らませて四神の絵を描いていたのはちょっと恥ずかしくも良い思い出です。

教科書

毎年新学年の初めに新しい教科書がもらえるのがとても楽しみでした。今思い出してもワクワクするくらい。

特に国語の教科書が好きで、一冊にいろんな読み物が載っていてそれがもう本当に魅力的!

好きだった単元(っていうんですっけ?)もいくつかあって、そのうちのひとつは確か中学国語の教科書に載っていたシルクロードと絨毯の話。だいぶアバウトすぎるんですが確か貿易に関する話だったような……。

もしその本が図書館に並んでいても手に取らなかったかもしれないけど、教科書に載っているといずれ授業で読む機会がある。
そんな出会いの楽しみが教科書にはありました。

図鑑

各出版社さんから出ている大型版の図鑑。
挿絵や写真がいっぱいで見応えがあって毎日のように読んでいました。

特に大好きだったのは日本の歴史の図鑑。歴史デビューはこの本だったと思います。

小学校のある年の夏休みの自由研究で、この図鑑を参考に川中島の戦いを含む歴史絵巻を手作りしました。
習字の紙に墨で描いて仮巻に付けて、子どもができる精一杯の巻物風の仕上がり。
おそらくそれが私の初めての歴史創作物です。懐かしいな……。

手作り歴史絵巻

ところでその図鑑、どこの出版社のものかまったくわかりません。
表紙がこんな感じで、いろんな写真や絵が六角形で囲われていたような……。
もし六角形が確かならこんなにいいヒントはないと思うんですが、検索しても全然探せなくて。

図鑑

おそらく昭和の終わり~平成の初め頃に出たものじゃないかと。
もし心当たりのあるかたいらっしゃったらぜひご一報ください!

歴史人物の伝記漫画

図書館に置いてある本の中でも結構人気があったと思う伝記漫画。
歴史は難しいけど漫画だから読める、みたいな感じ。
私も伝記漫画は片っ端から読んでいました。

その中でも今でも記憶に残っているのが武蔵坊弁慶とキュリー夫人の伝記。

武蔵坊弁慶は何度も借りて読みました。最期の立ち往生の場面が衝撃的で忘れられない。
キュリー夫人はこのお顔が忘れられません。意外と描くのが難しかった……シンプルで完成された線こそバランスが難しい。

キュリー夫人

余談ですが、私の小学校に置いてあった伝記は学研まんがのシリーズ。
初めての児童書のお仕事でお世話になったのも学研さん。
勝手にご縁を感じています。

おばけがヒュードロ熟語の話

おばけがヒュードロ熟語の話 – 岩崎書店 木暮 正夫 (著), 原 ゆたか (イラスト)

戦いや怪奇にかかわる熟語の由来を、わかりやすい文とゆかいな絵で楽しく紹介。矛盾/呉越同舟/漁夫之利/魑魅魍魎ほか。

岩崎書店 – https://www.iwasakishoten.co.jp/book/b458735.html

この本を買った当時の場面。もう20年以上前ですがはっきり覚えています。

年に一度くらいでしょうか、小学校に業者が訪れて本を販売するイベント?のようなものがありました。
学校の図書館には置いていないおもしろそうな本がたくさん並んでいて、私は母になぞときやパズル系の本をねだりました。

しかしそれは許してもらえず、代わりに買ってもらえたのがこの本だったのです。

正直言うと、当時それはそれは不満でした。

友達はおもしろそうななぞときの本を買ってもらっているのに、私はいかにも勉強の延長みたいな本。
欲しい本を買ってもらえなくてしょんぼりとした気持ちになったことを思い出してはちょっとだけ胸が痛くなります。笑

しかしそこは就学前から漢字が好物だった私。
この本ともすぐに仲良くなり、すっかり四字熟語も大好きになりました。
難しい漢字と一緒に故事も学べるなんて、今にして思えばなんておもしろくてお得な本でしょうか。

この本の地獄にまつわる四字熟語のコーナーがちょっと怖かったです。阿鼻叫喚とか。
原ゆたか先生のイラストも独特の雰囲気があるので心をざわつかせながら読んでいました。
そのお陰で強く印象に残って覚えられたわけですね。

だから学習向けのお仕事がしたい

こうして振り返ってみると、私は勉強に直結するものを読むことが多かったようです。

もちろん小中学生時代には漫画もたくさん読んでいたし、それに触発されて漫画家になりたくて漫画ばかり描いていた時期もありました。

しかし、実際に児童書のお仕事に携わる中で気付けたというのもあるのですが、自分にしっくりくるのは学習系、とりわけ小中学生の児童生徒向けかなと感じています。

自分が子どもの頃から長く親しんできた分野だからこそ、今度は制作側としてそのおもしろさを広めるお手伝いがしたい。

ここで上げた本は誰もが大好きなものではないでしょう。
それでもちょっとしたきっかけから興味を持ってもらえたり好きになってくれたらいいなあと思っています。

これからも学習系・教材系の分野でお手伝いできる機会がありますように。
がんばります💪

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