「はっけんずかんプラス妖怪」発売から1年が経ちました。
妖怪イラストのお仕事は今回で2度目です。
前回お仕事は同じくGakken(当時は学研プラス)から2018年7月に発売の「日本の妖怪ひみつ100」でした。
妖怪がつないでくれた新たなご縁に感謝です🙏
ということで、久しぶりに絵仕事にまつわる小ネタ記事です👻
その1:平均年齢高め?
「はっけんずかんプラス妖怪」では141種の妖怪たちを描きました。
大勢の妖怪を描いた一番の感想は、「中年~老年の絵こんな大量に描いたの初めて」。
今まで高めの年齢の人物(人物?)を描く機会がそう多くはなかったのですごく鍛えられた感あります。
おじさん・おじいさん系の妖怪はコミカルなタイプが多めで、おばあさん系は怖い雰囲気の妖怪が多め…?
あと、私が描くおじさん方はやたらツヤがいい。
その2:すみずみまで楽しいしかけページ
しかけ窓をめくって楽しめるのがこのシリーズの一番の特長です。
しかけページを担当されたイラストレーターさんがとても密度が高い見ごたえ最高なイラストに仕上げていらっしゃるのですが、そこに登場するいわゆるモブキャラたちがいい味出してます。
しかけ部分をめくったときのキャラの変化がおもしろいのはもちろん、しかけとは直接関係のない動物たちもかわいいのです。フクロウとかアザラシとか大好き🦉🦭
海のページには妖怪よりもヤバイやつがいたりして、私はそこが一番ツボでした。
(記事の最後にコソッとネタバレ(?)書いておきます)
しかけでいっぱい遊んだ後もぜひすみずみまでじっくり見て楽しんでください😊
その3:お気に入りの妖怪たち
どの妖怪たちもみんなすごくいい味出しているんですが、個人的にお気に入りの妖怪たちを一部ご紹介👏
★一つ目入道
ツヤがいい。昔近所に住んでいた酒飲みのおじいさんに似ています🍶
★まくらがえし
いたずらっ子っぽい表情と躍動感がいい感じに描けたかなと思ってます。いかがでしょう?
★なん戸ばばあ
しかけページでの勢いある登場がとても好き🤣
★人面じゅ
「笑いすぎると地面に落ちます」という解説があまりにツボ🌳
★けい天
解説を読むと恐ろしく不気味という印象なのに、その姿はあまりにシュール。火持ってぶん回す系のダンスしてそう(伝わって)。
★びんぼうがみ
まがりなりにも商売している身なのに貧乏神が気に入ったっていうのはいかがなものか。
でもすごくいい感じに描けて満足しています。
おまけ★フライングヒューマノイド
一番簡単だった。描き手に優しい未確認生物No.1です🥇
大昔に怪奇現象系のテレビが流行っていた頃によく話題になりましたよね。懐かしいな。
その4:ファンアートを描きました
お仕事完了後に書類を提出する際、担当の編集者さんへのお手紙も一緒に送りました。
ファンアートを添えて。
派手爪&派手髪のギャルっぽい妖怪3人にス○バで女子会してほしかったし、酔っ払い系妖怪2人には一緒にお酒飲んでほしかったんです。
担当編集さんはもしかしたら反応に困ったかもしれないですが、どうしても伝えたかったので満足です👍✨
👻・・・・・・・・・・👻
そういえば未就学児も対象の本のお仕事は初めて…?
私の作風と得意ジャンルではあまり想像しなかったお仕事だったので、今までと視点が変わりとてもいい経験になりました。
前回の記事でも紹介しましたが、書店さんでも妖怪コーナーを設けて盛り上げてくださっています。
たくさんの子どもたちに楽しんでもらえているようで本当に嬉しいです。
これからも長く愛される本でありますように!
↓「海のページ」のネタバレ?↓
🌊・・・・・・・・・・🌊
海に現れる妖怪のしかけページには、なんと「カツオノエボシ」がひっそりと打ち上げられています。
カツオノエボシというと、触れると非常に危険な海の猛毒生物の代表格。
妖怪に出くわすよりもずっと危険だと思う🪼
こんな感じで、しかけページにはちょこちょことネタが仕込まれています。
自分好みのおもしろいなと思うシーンやキャラを「はっけん」して楽しんでください👀